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科学未来館で「9次元からきた男」のプレミアム試写会に行ってきました

物理

お台場の科学未来館で開催された「9次元からきた男」というショートムービーの試写会に行ってきました。
まずは、以下のリンク先から予告編と未来館の特設サイトをご覧ください。
www.youtube.com
www.miraikan.jst.go.jp
いかがでしょうか、不思議な感じの映像です。
監督はホラー映画の呪怨などを手掛けた清水監督です。
テーマになっている9次元というのは、現代物理学の最先端の研究成果である超弦理論から理論的に予想されるこの世界の空間次元の数です。
このように書くとものすごく難しい話のように思うかと感じる方もおられるかと思いますが、ムービーではそれがわからなくても美しい映像とストーリーを楽しめます。
世界は原子からできているというのは、よく知られていますが原子はクォークというさらに小さい素粒子からできていることが知られています、ではクォークは何からできているのかということを突き詰めていくと、ひものように1次元の広がりをもったものからできてるのではないかという予想がされています。
さらに宇宙のすべての素粒子がたった1種類のひもの振動する様子の違いだけで説明できるという理論が、超弦理論です。
これだけではなく、このひもが存在する世界が、9次元の世界だというわけです。
我々の宇宙は3次元ですので残りの6次元はどこにあるのか?という疑問がでますが、それに対する答えもこのムービーの中で見ることができますし、普段は見ることのできない次元というものを、3Dドームシアターの特徴をフルに活用して迫力ある映像にしています。
よくある科学映像とは違い、エンタテインメント性もあり30分はあっという間でした。
真空の揺らいでいる様子や、ニュートリノヒッグス粒子そして宇宙の始まりを映像で見ることができるとても興奮し、そして幸せな時間でした。
科学館で上映されるわけですから、単にきれいな映像だけではなく科学的にも正確な映像を目指したそうです。
その背景には、あの物理学者の大栗先生のアドバイスがあります。大栗先生はこのムービーの監修をされていて、科学的に正しい映像になるように多くのアドバイスをしたそうです。
試写会では、上映後に大栗先生によるレクチャーがあり、とても楽しい時間でした。物理を楽しそうにお話している大栗さんを見て、かつて物理の勉強をしていた時のあの時間を思い出しました。
物理の研究はもちろん楽しいだけではなく苦しいことも多いですが、宇宙の真理に少しでも近づくことができる仕事というのはうらやましいです。
帰宅後、以前読んだ大栗先生超弦理論の解説書を再び読み始めました。

大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)

大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)

映像を見た後の、大栗先生のレクチャーで見逃した部分が多くあったのに気付いたので4月20日後の正式公開が始まればまた見に行こうと思います。
何度も見ることで新しい発見が沢山ありそうです。