しんさんのブログ

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OpenAI, MS, Googleの3社のサービスをブラウザで試して比較してみました

はじめに

ChatGPTが出てから対話型AIを日々使って便利なツールとして使い方がいろいろわかってきました。
現時点でGoogleのBardも日本語が使えるようになったので、日本語OKのLLMを使った対話型AIのサービスをカジュアルに使ってみた感想です。
OpenAI, MS, Googleの3社のサービスをブラウザで試したときの使用感をレビューします。

ChatGPT (非課金, GPT3.5を使用):  https://chat.openai.com/

  • 過去の会話トピックが残っているので続きの会話をするときに便利

  • ユーザーが多いせいかかなり重くて質問の答えがなかなかかえって来ないことがある。回答は少しづつぱらぱらと出てくる

  • いわゆる”対話”をしているような自然な文章を出してくるが、間違いもかなりある

  • おすすめのお店や旅行のプランなど、かなりの確率でうそを答えてくることがあるので別途確認のために検索が必要

    • 古い学習データを使っているためというのも一つの理由ですが、間違え方を見ていると理由はそれだけではなさそう

Microsoft Bing:

  • 対話というより検索エンジンの要素が強く、ChatGPTとは方向性が違う

  • 質問に対して一回で会話が終了するような回答を出してくる

    • 続けて質問するための候補を3つ出してくれる
      • この機能は楽て便利なので個人的に多用している
  • 回答の根拠になったサイトのリンクも出してくれる。

  • 質問に関係する画像も検索結果として出してくれる。

  • 画像のリンク先もきちんと提示してくれる。

Google Bard (LaMDA):

  • 今回試した3つの中では回答が出てくるのが一番早い。回答は一気に全体が表示される。

    • ユーザーがまだ少ないからかも
  • ChatGPTと同様対話形式ですがChatGPTほど饒舌ではないです(回答がシンプル)

    • この方が知りたい情報を知れてわかりやすいとも言えるかもしれません
  • ChatGPTと同様間違いが多い。

    • おすすめのスポットやお店を聞くと存在しない場所や、お店を提案してくる
  • 間違えてますよと指摘すると、あっさりとさっきのは誤りでしたと回答するが指摘しないとそのままずっと間違えたままです。

    • ChatGPTと同様
  • 現在はまだ検索エンジンとの連携がなされていない。

  • 最新のニュースにも対応している

    • 例えば、先日の銀座の時計店での強盗のことを聞くと詳細を教えてくれる。

まとめ

会話を弾ませたりプロンプトエンジニアリングを工夫していろいろ引き出したいならChatGPT、便利な検索エンジンとして使いたいならMicrosoft Bing、最新のニュースも含めて調べたいならGoogle Bardという感じです。
まだどれも実験段階で日々進化していますので、上記のような状況もどんどん変化していくと思います。